花嫁が運んだ
槌やのものがたり

昭和30年、糸柳の女将は東京・目黒の八雲から嫁いできました。そのとき祝いの菓子として持ってきたのが、当時の山梨ではめずらしかった「カステラ」。しっとりした上品な味で、とても喜ばれたそうです。私たちにとって、喜びを象徴するお菓子となったカステラ。お客さまにも私たちが感じたおいしさを味わっていただきたいと、手間ひまをかけて「甲州かすてら」ができあがりました。